独特の奥行き感と、動かすたびにキラキラ輝く光がたまらなく可愛い「マグネットネイル」。
最近SNSでも大流行していますが、実はこれ、何年も前から定期的に大ブームを繰り返しているネイルなんです。

こんにちは。現場ネイリストのいわさきです。

私も今、自分の左手はマグネットジェルにしています。✨ショートネイルにもカワイイですよね。


今回は、そんなマグネットジェルの、知っているようで知らない「おもしろい仕組み」と、知っておきたい「医療現場でのリスク」をお伝えします。


結論:マグネットネイルの模様の正体は、磁石で動く「微細な鉄粉」です

マグネットネイルがなぜあんな不思議な輝き方をするのかというと、ジェルの中に微細な鉄粉や、磁性顔料(酸化鉄など)が配合されているからです。
文字だけだとイメージしづらいかもしれませんが、子どもの頃に理科の授業でやった、「磁石の棒を近づけると、砂鉄がさささーっと引き寄せられて動くあの現象」と全く同じシステムです。
砂鉄はこれ!😸↓小学校の砂場でやりましたね~。

爪の上にジェルを塗った直後の、まだ固まっていない状態で磁石の棒を近づけると、中の鉄粉たちが磁力に引き寄せられて綺麗に整列します。

↓こういう磁石の棒を当てると、鉄粉が動いて模様になります。


↓動かした結果、こんな風に奥行がでて、幻想的なデザインになるのです。

縦の線を出してキャッツアイ(猫目ちゃん風!🐈)にしたり、中央に丸く集めたり、磁石の動かし方次第で自由自在に模様を作ることができるのです。

そして、模様が決まったらその配置を崩さないように、大急ぎでライト(UV/LED)に放り込んでパチッと硬化させて閉じ込めます。
そうすることで、磁石で作った美しい模様のままカチッと固まるわけですね。

⚠️ マグネットネイルは、病院に行くときは事前にオフするべきか確認しましょう。MRI検査で「一発アウト」になるかも

このとっても可愛いマグネットネイルですが、実は医療の現場、特にお身体の「MRI検査」を受ける際には、オフするべきか確認していきましょう

知人から聞いたお話ですが、マグネットネイルをつけたままMRI検査の当日を迎え、病院の受付でネイルを見た受付の方から「これじゃ検査が受けられません。ネイルを落としてから、改めて検査日を予約し直してください」と、その日は追い返されてしまった方が実際にいらっしゃいます。

なぜそんな厳しい対応になるのかというと、MRIはもの凄く強い磁場や高周波(RF)を使って身体の断面図を撮影する機械です。
爪の上に「磁石に反応する金属(鉄粉)」が乗ったまま強力な磁場に入ってしまうと、検査の邪魔になったり、検査機器に影響を及ぼす可能性があるからです。

マグネットネイルだけじゃない!「通常のラメグリッターのネイル」も熱を帯びる可能性があります

「じゃあ、磁石を使わない普通のジェルやラメならMRIでも大丈夫でしょ?」と思うかもしれません。
しかし「ラメや金属成分を含む顔料も(ってか、ジェルネイル自体を)、検査前には念のためにオフした方が良いかもですよ?」とお伝えしています。
(ほんとに、詳しいことは事前に病院に確認すると良いですよ。検査によっては「1本だけオフしてきてください」という感じで言われる場合もあるそうなので。☺)

ラメ・グリッターに関して言えば、通常のジェルに含まれる細かいラメ(グリッター)の多くには、金属成分が含まれています。
これがMRIの高周波(RF)の影響を受けると、電子レンジの中にアルミホイルを入れてチンした時のように、指先がじわじわと熱を持ったり、軽度の熱感や違和感、最悪の場合は火傷(やけど)を引き起こすリスクがゼロではないのです。



さらに、マグネットネイルは微細な「鉄粉(酸化鉄)」を直接爪の上に乗せるため、金属アレルギーをお持ちの方は、アレルギー反応が出てしまう可能性もあります
そもそもジェル自体に刺激性物質が含まれていますので、肌が敏感な方は特に事前のパッチテストなどの確認が大切です。


まとめ:検査や入院の前には、ジェルネイルはオフして、一度すっぴん爪に戻すのが大正解

マグネットネイルの仕組みと医療リスクのポイントをまとめます。

  1. 輝きの正体は「ジェルの中に入った鉄粉」を磁石で動かしたもの。
  2. MRI検査の強い磁場に反応してしまうため、当日は検査拒否されるリスクが高い。事前にオフするべきか確認しましょう!
  3. 通常のラメであっても高周波で熱を持つ危険があるため、入院・検査前はオフするべきか事前確認が鉄則。

病院で、検査や入院の可能性があるときは、お身体の身の安全、そしてお医者様が正しい診断を下せるようにするためにも、一度ネイルを完全に落とした「すっぴん爪」で臨むのが一番無難で正しい選択だと思います。まずは病院に確認することが大事ですね。
妙な手抜きや意地を張って(?)、リスクを承知でつけっぱなしで行っても、良いことはないかなあ、と。
むしろジェルネイルについて、煩わしい気持ちになっても嫌ですから、用法要領をまもって、ジェルネイルを楽しんでいただきたいです。😸

ちなみに、ジェルネイルのオフって、とっても難しいんですよ。無理やりはぎとると、めちゃ爪が傷む原因になります。
ジェルネイルを無理にオフした場合のリスクは「ジェルネイルとは?マニキュアとの違いと、メリットとリスク」にのせています。こちらもご参照くださいね。

「検査のためにジェルを一度オフしたら、自爪がカラカラに乾燥して薄くなってしまった……」という方は、落とした後の引き算のない水分補給が命になります。
プロが教える正しい保湿の順番やネイルオイルの種類など、「爪の保湿」カテゴリーで合わせてチェックしてみてくださいね。