「ツヤツヤしたぷっくり可愛いネイルを長持ちさせたい!」✨

そんな時に真っ先に候補に上がるのが「ジェルネイル」ですよね。
今やおしゃれの定番ですが、実はマニキュアとは全く違う仕組みで作られています。
ジェルネイルとマニキュアは、ともに爪を彩るアイテムですが、そもそもの原料や使い方、そして特徴が異なります。


こんにちは。現場ネイリストのいわさきです。

何となく、知っているようで、知らない、「ジェルネイルの基本」と、これはお伝えしときたい!「メリット・デメリット」を分かりやすく解説いたしますね。

結論:ジェルネイルとは「UV-LEDなどの光を照射して硬化させる、特殊なネバネバ樹脂」です

ジェルネイルとは、合成樹脂でできた液状のジェルを爪に塗り、専用のLEDやUVライトを照射してカチッと固める(硬化させる)ネイルアイテムのことです。
ネバネバ樹脂に、UVが当たると硬化活動を始める「光重合開始剤」というのが含まれています。


ですから、ライトを当てるとわずか数秒から数分で完全に固まるため、自然乾燥させるマニキュアのように、塗った直後にヨレたり削れたりする心配がありません。
マニキュアが完全に乾くまでは24時間かかるといわれていて、それはこちらの記事「マニキュアを塗ると爪が息苦しく感じるのはなぜ?」に記述しています。)


ジェルネイルは、ガラスのような美しいツヤとぷっくりとした厚みが出て、綺麗な状態が2〜4週間ほど長持ちするのが最大の魅力です。
爪に厚みが出るため、生まれつき薄い爪を物理的に守る「補強・保護」としての役割も担ってくれます。

ちなみに、ジェルネイルというと、鮮やかな色やデザインなどを思い浮かべてしまいますが、クリア(透明)に仕上げることも可能です。
そして表面がピカピカ光らない自然な仕上がりにすることもできますので、性別・職業を問わず、ジェルネイルで爪の補強をすることも可能です。😉


マニキュア(ポリッシュ)とジェルネイルの決定的な違い

「マニキュアと何が違うの?」という疑問への分かりやすい比較です。

  • 乾かし方:マニキュアは「自然乾燥」ですが、ジェルは「ライトの光(硬化)」です。
  • 持ちの期間:マニキュアは数日〜1週間程度で剥がれますが、ジェルは数週間持続します。
  • 落とし方:マニキュアは市販の除光液でサッと拭けば落とせますが、ジェルは表面を削り、専用の液体を染み込ませて溶かす必要があります。

このように、ジェルは「持ちと美しさが抜群な反面、お家で自分で簡単に落とすことができない」という特徴を持っています。


知ってほしい、ジェルネイルに潜む2つのリスク

ツヤツヤで気分を上げてくれるジェルネイルですが、化学物質を扱うため、必ず知っておくべきリスク(デメリット)があります。

リスク①:一度発症すると長引く「ジェルアレルギー」の問題

ジェルネイルの液体には、肌への刺激性物質が含まれています。正しい技術で扱わずに皮膚にベタベタとはみ出したままライトで固めたりしていると、ある日突然「ジェルネイルアレルギー」を発症してしまうことがあります。
アレルギーは一度発症すると、その後も物質に触れるたびに赤みや痒みなどの症状が長期間続いてしまうため、ジェルネイルを扱う場合には皮膚につかないよう注意が必要です。
ネイリストさんでもジェルアレルギーを発症することがありますので、ジェルネイルが手についてしまった場合には、速やかに石鹸で手を洗うように、と言われています。

リスク②:オフに使う溶剤「アセトン」の脱脂力は強力です!

ジェルネイルを落とす(オフする)時は、強力な溶剤である「アセトン」をコットンに含ませて爪にアルミホイルを巻き、樹脂をふやかして削り落とします。


このアセトンは非常に強い脱脂効果(油分を溶かす力)を持っています

オフした後の自爪は、大切な油分がゴッソリ奪われてカラカラに乾燥しているため、細胞同士の隙間(角質間脂質)が欠乏した状態になります。
(カラカラに乾いた爪の状態はこちらの記事「どんなに優秀な成分も無駄になる?ネイリストが教える正しい「爪の保湿の順番」」でご紹介しています。保湿の順番などもご参考になさってくださいね。)
無理に剥がしたりアフターケアをサボったりすると、爪がバサバサになって割れや欠けを一気に引き起こしてしまいます。

また、以前、このアセトンで乳児が重度のアセトン中毒になったという事例があり、こうした化学製品を使っているという事は少なからずリスクがあることを理解しておくことが必要かと思います。

🔬 ネイリストの豆知識:爪の先端についているジェルネイルは溶けにくい?

ジェルのオフをするときに使用する溶剤「アセトン」は「冷たい環境よりも、温かい環境の方がよく溶ける」という性質があります。
そのため、体温が直接伝わる爪のピンクの部分(ネイルベッド)の上はジェルが溶けやすいのですが、指から離れていて体温が伝わらない爪の白い先端部分(フリーエッジ)は温度が低いため、アセトンが反応しにくく溶け残る傾向があります。
先端の方だけ溶けなくてイライラして、ガリガリ無理にジェルネイルをオフしようとすると、とても爪に負担がかかるので気を付けてくださいね。💀


まとめ:正しい知識を持って、身体への負担を少なく、ジェルネイルを楽しもう!

このように、かわいいかわいい💛ジェルネイルは、お肌にのせるお化粧と同じで、メリットとデメリット(リスク)の表裏一体です。

  • ライトですぐに固まり、3〜4週間ツヤが長持ちする
  • 皮膚につくとアレルギーのリスクがあるため、セルフネイル時は絶対に丁寧に行う。
  • オフの時のアセトンによる乾燥を防ぐために、終わった後は引き算のない保湿をする。

正しい周期での付け替えと丁寧なオフを心がければ、指先を痛めることなく、毎日をハッピーにしてくれる最高の相棒になってくれますよ。

ジェルネイルにはデメリットもありますが、薄くて弱い爪を強化することができ、日常生活を楽にしたりします。
また、つやっとした爪は気持ちを上げ、心のQOLを上げます。彩られた爪を見て、老いも若きもテンションが上がります。(でもお子様にはお勧めしません。その理由はこちら「夏休みに子どもがジェルネイルをしたいと言ったら?現場ネイリストの考え」をご参照くださいね。)

ちなみに、ジェルメーカーさんが推奨するジェルネイルのメンテナンス(付け替え)の周期はだいたい「3週間」です。
ジェルネイルという物質も時間経過で劣化しますし、下にある爪もまばらな感じで伸びます。
すると、接着面の状態が悪化していくので、ジェルネイルが浮いたり欠けたりする原因がどんどん増加していきます。
悪い状態で、爪の上にジェルネイルがのったままですと、うっかりそこに菌が入り込んで繁殖したりするなどの弊害が発生します。
そのため、手爪・足爪とも、正しい期間でのジェルネイルのメンテナンスがとても大切になってきます。


正しく付け替えまたはオフをして、身体に負担なく、ジェルネイルを楽しんでいただけたら嬉しいです。