ネイルサロンを予約する際、お店の注意事項でよくこのような文面を目にしませんか?
「予約時間から10分遅刻された場合、メニューを制限させていただくことがあります」
「15分以上遅れる場合は、施術をお断りさせていただくことがあります」
「たったの10分、15分で、どうしてそんなにとやかく言われなきゃいけないの?」
「そのわずかな時間で、一体何が変わるっていうの?」
そう疑問に思うのは、ごもっともなことだと思います。
ネイリストさんたちはみんな、ネイルサロンでは日常を忘れてゆったりお寛ぎいただきたいと思っています。
だから「遅刻に関して、こんな厳しいことを言って本当にごめんね😿」って思っています。
こんにちは。現場ネイリストのいわさきです。

今回は、なぜネイルサロンがそれほどまでに「時間」に厳しいのか、ネイリストが日々戦っている裏側のタイムスケジュールを明かしますね。
結論:90分の工程は分刻み!削れる時間は1分もありません
ネイルの施術時間は、ネイリストが技術を磨き、無駄な動きを極限まで削ぎ落とした「研磨された時間」で成り立っています。

例えば、一般的なジェルネイルのワンカラー施術(前回のオフ込み)に「1.5時間(90分)」かかるといたしましょう。
この90分の内訳は、実は以下のように驚くほどタイトに構成されています。
- 00〜05分:ご案内・手指消毒
- 05〜45分:前回のジェルオフ・ファイリング(形調整)・甘皮ケア
- 45〜55分:ベースジェル塗布
- 55〜70分:カラージェル塗布
- 70〜80分:トップジェル塗布
- 80〜85分:仕上がり確認・オイル塗布・写真撮影
- 85〜90分:お会計・次回予約の調整・お見送り
ご覧の通り、ダラダラやっている工程は1つもありません。
各工程で手抜きをするとネイルの持ちが悪くなるため、限られた時間内で最大限のクオリティを出すためにタイマーで測りながら必死に手を動かしているのです。
ここで、もしお客様が「10分遅れて」ご来店されたらどうなるでしょうか?
次のお客様は80分後にご来店されます。どこをどう削っても、10分を切り出せる余白なんてどこにも残っていないのが現実なのです。😿
メニュー制限の正体:ネイリストが必死にひねり出した「苦肉の策」
10分遅れてしまったからといって、(ちょうど10分所要の)ベースやトップの工程を省くわけにはいきません。
そこでネイリストは頭をフル回転させ、「塗るのに時間がかかるカラーを避けてもらうようご案内する」「アートの数を減らしてもらう」といった手を使って、なんとか80分の中で出せる最大限のクオリティに仕上げるためのご提案をします。

これが、冒頭にある「施術メニューを限らせていただく場合があります」という注意書きの本当の正体なのです。
電車の遅延など、仕方のない理由があることはネイリストも重々承知していますが、失われた10分はどうしても戻ってこないという現実があるのですね。😿
意外な盲点:じゃあ「予約時間より早く行く」のは良いこと?
「遅刻がダメなら、気を利かせて15分くらい早めに行こう!💡」
そう思ってくださる優しいお客様もいらっしゃいます。
しかし……本当にごめんなさい!プロとしては「ご予約時間のぴったり」にご来店いただくのが、実は一番嬉しいのです。
ネイルサロンのネイリストは、かなりカツカツの予約枠で勤務していることが少なくありません。
「前の予約との間にある15分の隙間時間で、大急ぎでお昼ご飯を食べる」「隙間の10分でやっとトイレに行ける」ということも日常茶飯事です。

そのため、お客様が15分早くお店に到着された場合、その貴重な休憩時間が消え去り、ネイリストがお昼ご飯抜きでお客様を迎えることになってしまうケースがよくあります。
まあ、後、10~15分あると、前の施術分の片づけだとか次の施術の準備だとか、その他の雑務で出来ることが結構あるんです。
だからこの10~15分も、とっても貴重なのです。
私自身、この裏事情を知っているため、自分が別の美容院などに行く時は必ず「ぴったり」を目指します。
もし早く着きすぎた場合は、お店の周りをぶらぶらしながら、時計を見て「57分……よし、そろそろ行こう」と時間を潰してから入るようにしています。😅

まとめ:いつもご予約時間ぴったりにネイルサロンにご来店くださるお客様は「神様」です✨
ネイルサロンの予約時間にまつわる裏話のポイントをまとめます。
- ジェルネイルの施術時間は分刻みのため、10分の遅刻でも削れる工程はゼロ。
- メニュー制限は、限られた時間内でなんとか仕上げるためのプロの工夫。
- 早すぎる来店はスタッフの貴重な休憩(ご飯時間)を奪うことがあるため、ぴったりがベスト。
いつも時間を守ってぴったりにご来店くださるお客様に対して、ネイリストは口には出さなくても、心の中で「本当に神様だ……!いつもありがとうございます!☺」と深く感謝しています。

ネイリストさんたちはみんな、ご予約いただいた施術の時間内で、最高の施術や接客サービスを提供するよう、切磋琢磨努力をしています。
お互いに気持ちのいい時間の中で、最高のネイルを仕上げるためにも、ぜひ「ぴったりご来店」のご協力をいただけると嬉しいです。😸
ネイルサロンのよくあるメニュー「ジェルネイルとは?」とこちらにまとめています。
また爪にちょっと悩みがある方もぜひネイルサロンに行ってみてくださいね。→「ネイリストは爪の悩みの専門家なのです」


