「自宅で自爪を綺麗に整えたいけれど、道具がたくさんあって何を選べばいいか分からない」
「ネイルファイル、エメリーボード、バッファって、一体何が違うの?」
ネットショップやドラッグストアを見ると、爪を整えるケアグッズが色々と売られていて迷ってしまいますよね。

こんにちは。現場ネイリストのいわさきです。
今回は、私たちネイリストが実際にサロンワークで毎日使っている「これさえあれば自宅ケアは完璧!」と言える基本の道具3選と、それぞれの特徴を分かりやすく解説しますね。
ちなみにこちらでご紹介する道具はすべて、プロのネイリストがサロンワークで使用している道具です。😉
結論:爪を整える道具は「厚み」と「使う目的」が違います
今回は、セルフでの再現が非常に難しく、スクールでも徹底的にしごかれる「甘皮ケア」の道具はあえて除外しています。💦
今回は爪の形を整えるために、ご自宅でも絶対に失敗しない、爪の「形」と「長さ」を安全に整えるための3つの道具がこちらです。
① 初心者でも使いやすい【ネイルファイル】
一般的に「爪やすり」と言われてイメージするものよりも、少し「厚み」があるのが特徴です。
この厚みがあるおかげで、爪が指から離れていく境界線(イエローライン)にグッと深く入り込みすぎるのを物理的に防いでくれます。
そのため、ヤスリの扱いに慣れていない初心者の方は、まずはこのネイルファイルから始めてみるのが一番安全でおすすめです。
② 細かいところまで届く【エメリーボード】
①のネイルファイルよりも、かなり「薄い」形状をしています。
非常に薄いため、爪のサイドの細いすき間までスッと差し込みやすいのが最大のメリットです。
ただし、薄い分だけ手加減が難しく、慣れていないとイエローラインを深く切り込みすぎて爪を傷める場合があるため、少しだけ練習が必要です。
(↓イエローラインとは赤い矢印の箇所です。ここは爪を支える役目をしている大事な場所なので、ここをやすり過ぎたりしてはダメなんです。)

③ 爪を整える仕上げの救世主【スポンジバッファ】
手触りが、台所用のスポンジにとてもよく似ているクッション性のあるツールです。
ファイルをかけた後に出る爪の削りカス(バリ)を取ったり、爪の表面をなめらかに整えたりするのに使います。
ちなみに、スポーツ選手などが手の「マメ」が大きくなりすぎないように削って整える目的で愛用しているケースもある、アイテムなんですよ。
📊 知っておきたい!爪の形を整えるヤスリの目の粗さ「グリット数」のルール
ヤスリの表面を見ると、よく「180」や「240」といった謎の数字が書かれています。これは「グリット数(G)」と呼ばれる目の粗さを表す数字です。
覚えるべきルールは、たったの1つだけ。
「数字が小さいほど、目が粗くてガリガリ削れる。数字が大きいほど、目が細かくてなめらか」です。
- 100〜150G(粗い):人工爪(ジェルやアクリル)をゴリゴリ削る用。自爪に使うと二枚爪を悪化させるのでNG!
- 180〜240G(普通):健康な自爪の長さや形を整えるのにベストな粗さ。
- 280G以上(細かい):自爪の表面を整えたり、バリを取ったりする仕上げ用。
ご自宅用にヤスリを買うときは、まずは一番失敗のない「180〜240グリット」前後の自爪用と書かれたものを選ぶのが正解です。💡
ただし、↓のスポンジバッファ(バフとも呼びます)のリンクは「100/180」グリッドのものにしました。

バフは使うとだんだん表面の粗さが取れて滑らかになっていってしまうので、長く使っていただくために、あえての粗目のものをご紹介しています。
基本的には消耗品なので、プロのネイリストは適宜買い換えますが、一般の方やセルフさんはそんなにしょっちゅう買い替えたりしたくないですよね💦
そういうわけで、長持ちしそうな、「敢えてのグリッド数硬め」をご紹介しました。
なので、最初はガシガシ使わず、優しく使ってくださいね。
これは余談ですけれど、個人的な意見ですが、エメリーボードよりもネイルファイルの方が持ちが良いと思います。
ファイル類(爪やすり)は使えば使うだけ、粗さが取れて、つるつるになって、削れなくなっていきますが、エメリーボードの方がその摩耗が早い気がします。
そういう理由でも、まずはネイルファイルがおすすめです。😸
※ネイリストの皆さまへ。
私がこちらでおススメしているファイル類がモアクチュールなのは、ただ単に、最近モアのファイルが個人的に気に入ってるからです。それだけです!w
⚠️ 使う前の絶対のルール:新しいヤスリは必ず「面取り」をして
プロとして、ヤスリを握る前にこれだけは絶対にお願いしたい大切なルールがあります。
それは、新しく買ったばかりのネイルファイルやエメリーボードは、使う前に必ず「面取り(めんとり)」をするということです。
おろしたての新しいヤスリは、刃物のように角がピンと立っています。
その状態のままいきなり爪のキワに当ててシャカシャカ削ってしまうと、皮膚に擦れたときにナイフのようにスパッと切れて痛い思いをしたり、大切な爪の際を傷つけたりしてしまいます。
下記イラストのピンクの部分の角を軽く削って、皮膚に当たっても引っかからないようにします。

具体的には、ファイルなどを↑のピンクの角あたりにあてて、さーっとなでます。その後、指でそっと触ってみて、とんがりが取れていたらOKです。

これを全ての角に通します。
こうして、使い始める前に、別のヤスリの面を使って、新しいヤスリの「すべての角」を軽くこすって丸みをつけてあげることを忘れないでくださいね。
これはプロのネイリストさんも、買ったばかりのファイルやエメリーボードには、最初に必ずする動作です。
手や皮膚を傷つけないための、予防なのです。😉
まとめ:自分のレベルに合わせた道具選びで、安全な自爪ケアを
爪を整える基本の道具のポイントをまとめます。
- ヤスリに慣れていない初心者さんは、安全な厚みのある「ネイルファイル」からスタート。
- 細かいサイドを攻めたい時は、薄くてシャープな「エメリーボード」が便利。
- 削った後の仕上げやバリ取りには、お肌にも優しい「スポンジバッファ」が必須。
- 新しいヤスリを使うときは、皮膚を切らないために事前の「面取り」が絶対の鉄則。
使う道具のキャラクターが分かれば、セルフケアへの恐怖心は一気になくなりますよ。😉
ちなみに、長く伸びた爪の長さを短くしたい場合には、爪切りなどでまずは長さを取ってから、上記3つの道具などを使って、先端を整えるという順序になります。
爪を切る道具は切れ味が良いものなら何でもお好みで大丈夫です(SNSで噂の無印良品の爪切りなどを試してみるのも大アリです!)。
基本的な爪の切り方はこちら「正しい爪の切り方(手爪編):二枚爪を防ぐちょこちょこ爪切り方法」を参考にしてみてください。
また、爪を切る際のちょっとした準備で、爪をカットするときの衝撃💥を抑える方法などもまとめています。
道具の準備が整ったら、次はいよいよ具体的な「じゃあ、このヤスリを使って二枚爪にならないように形を整えるにはどう動かせばいいの?」という、プロ直伝のファイリングの手順を小出しでしっかりお伝えしていきますね!


