「爪やすりって、ガリガリ往復がけしちゃダメって言うけれど、難しそう……」
「45度の角度で当てるなんて、セルフじゃうまくできない!💦」


前回、爪やすりの種類をお伝えしましたが、いざ使うとなると動かし方に迷ってしまいますよね。😅


こんにちは。現場ネイリストのいわさきです。


前提として、ヤスリだけで爪の長さをゼロから削る必要はありません
気が遠くなるほど手間がかかるので、まずは爪切りで「ちょこちょこ切り」をしてから、仕上げとしてヤスリを使いましょう。


今回は、特別なテクニックがなくても今夜からすぐできる、二枚爪を防ぐ「正しい爪の整え方」を解説します。

まずは前準備として、「爪切りはいつ切るのが正解?「お風呂上がり」はNGな理由とネイリストが勧める新常識」と、やすりの種類についてをが参照くださいね。


ステップ1:上から見た「トゲトゲの角」を一方通行で均す

爪切りでちょこちょこ切りをした後の爪先は、小さな角が放射状にたくさんあるトゲトゲした状態になっています。


まずはこの角を、ネイルファイル(事前に必ず面取りしたもの!)で丸く整えていきましょう。

ネイルファイルの持ち方:親指・人差し指・中指の3本で持つと安定します

こんな感じで、親指・人差し指・中指を支えにしてネイルファイルを持つと安定します。薬指と小指は添えるだけ🏀


よく「ヤスリは爪に対して45度で当てる」と言われますが、慣れていないと難しいので角度は一切気にしなくて大丈夫です。
意識すべきルールは、ガリガリ往復させず、「内側から外側(親指側から小指側)への一方通行」で、しゅー、しゅー、とゆっくり優しく撫でること。これだけです。
そうやって、ちょこちょこ切りで残った、細かい角を均していきます。

  1. 利き手でヤスリを持ち、反対の手の爪の角を順番に3〜4回優しく撫でる。
  2. 一度ヤスリを置いて、指の腹で触ってひっかかりがなければOK。
  3. 反対の手(利き手)も同じように、一方通行で角を取る。

※このとき、爪の土台を支える「イエローライン」にヤスリの角をグサッと食い込ませないようにだけ気をつけてくださいね。

ステップ2:横から見た「でっぱり(バリ)」を3方向から均す

角が取れたら、ここからが一番大切な「二枚爪を予防するコアな仕上げ」に入ります。
実はネイルサロンでも必ずやっている、最も重要な工程です。

爪は3つの薄い層が重なってできています。爪の断面です。↓(赤くしたら、お刺身みたいになってしまいましたが...😅)

イメージするなら、コットンを3枚重ねてハサミでじゃきっと切ったとき、一番上のコットンの切り口だけが、少し硬くなって上向きにパサッと広がってしまうあの状態です。
爪も繊維なので、カットした衝撃で一番上の層の切り口が上向きに広がってしまいます。

これをそのまま放置すると、先端からペリペリと爪が剥がれる「二枚爪」の引き金になってしまうのです。

この広がった繊維を、木工の最後の紙やすりがけと同じ原理で、「スポンジバッファ」を使って優しく均(なら)して閉じ込めてあげます。

💡 プロが教える:3方向からのバリ取り手順

さきほど角を取った爪の先端に対して、スポンジバッファを以下の3つの角度に分けて、やさしくなでてあげてください。

1回目:爪の「上側」の切り口を意識して、やさしくなでる

2回目爪の「真ん中(断面)」を意識して、やさしくなでる

3回目爪の「下側(裏側)」を意識して、やさしくなでる

この「上・真ん中・下」の3方向から包み込むようにバッファをあてることで、パサついていた爪の3層構造の切り口がキュッと1つに整い、二枚爪の原因を根本からシャットアウトすることができます。
(イラストが微妙なのは、ご容赦ください...😿)

まとめ:削り粉を洗い流したら、引き算のない「追い保湿」を

正しい爪やすりの動かし方のポイントをまとめます。

  1. 爪切り後のトゲトゲした角を、「内側から外側への一方通行」で優しく均す。
  2. 角度は気にせず、イエローラインへの食い込みだけに注意する。
  3. 仕上げにスポンジバッファを使い、上・真ん中・下の3方向からバリを取る

ヤスリをかけると白い粉(研磨された爪の粉)が舞いますので、作業が終わったら必ず綺麗に手を洗い流してくださいね。

そして、粉を洗い流した後の指先はとても乾燥しやすい状態です。
水分が抜けてカリカリになる前に、いつものネイルオイルやクリームで即座に「追い保湿」をして、潤いのフタをしてあげましょう。

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