「最近、爪が伸びるのが早いんだよね〜」
ネイルサロンで、お客様からよくそんなお言葉を聞きます。
「そうなんですよね~。夏は冬に比べて、爪が伸びるスピードが早くなるんですよね〜」とお答えすると、「ええ!?やっぱり!?」と驚かれます。
不思議ですよね~。髪の毛も爪と同じように、夏の方が早く伸びるらしいですよ。

こんにちは。現場ネイリストのいわさきです。
今回は、意外と知られていない「夏の爪のヒミツ」と、この時期だからこそやってほしい最強の二枚爪ケアについてお話ししますね。
結論:本当です!夏は爪の成長スピードが上がる「育爪のボーナスタイム」
「どうして、夏は爪が早く伸びるの?」
その謎を解き明かす……その・ま・え・に〜。
そもそも爪が伸びる平均的なスピードについて知っておきましょう。
一般的に、手の爪が伸びる速さは「1日に約0.1mm」と言われています(個人差はありますが)。
そして、足の爪が伸びるスピードは、手の爪のなんと「半分」です。
計算すると、手の爪は1ヶ月でだいたい「3mm」くらい伸びるということになりますね。
ちなみに今、この記事を書きながら私自身の中指のピンクの部分(ネイルベッド)を定規で測ってみたら、だいたい1.5cm(=15mm)でした。
(私、ネイリストをやっているので、さすがに深爪はしないわけで、けっこうピンクの所が長い感じです。(爪甲剝離症はあるけどね😿)。この「ピンクの所を伸ばす方法」はまた今度じっくり書きますね~!)

もともと15mmの爪が、1ヶ月で3mmも伸びたら、そりゃもう「爪が長〜い!キーボードが打ちづらい!普通に入力するよりBSを打ってる方が多いんだけど~!💥」になりますよね。
それが、夏場はもっとブーストがかかって早く伸びちゃうわけです。あわわわ💦
なぜ夏は爪が早く伸びるの?理由は【植物】と同じ
理由はとてもシンプル。夏は冬に比べて気温が高いため、私たちの指先の血の巡り(血流)がものすごく良く(活発に)なるからです。
植物をイメージしてみてください。暖かい季節になると、お日様の光を浴びてぐんぐん育ちますよね。爪もこれとまったく同じシステムです。
夏は体温も上がりやすく、新陳代謝(古い細胞が新しい細胞に入れ替わること)が体全体で大活発になります。
子供たちが夏休みの間にぐーんと背が伸びるのも、この新陳代謝のおかげでしょうね。
(※ちなみに髪の毛は、夏の強い紫外線を浴びることで体内のビタミンD生成が増えることも、伸びるのが早くなる影響と言われています)

血流が良くなることで、爪の根元にある「爪母(そうぼ)」という爪の工場に、血液に乗ってたくさんの栄養が一気に届くようになります。だから、夏は爪の成長スピードが上がる「育爪のボーナスタイム💛」なのです。
熱い季節にどんなケアをするかで、秋冬に生えてくる爪の質が激変する!
そもそも爪は、根元の工場で作られてから先端に押し出されて伸びていきます。
手の爪が根元から先端まで完全に生え変わるには「約4ヶ月~6ヶ月」、足の爪にいたっては「約1年」もの長い時間がかかります。
つまり、この夏の間、爪の工場では「秋冬に外気にさらされる未来の爪」をせっせとフル回転◎で製造しているということになります。
工場がガンガン動いている今この時期に、内側と外側からたっぷり最高の栄養を与えてあげることこそが、秋冬になっても乾燥に負けない「強い美爪」✨を育てる最大のチャンス期間なのです!
⚠️ 【ちょっと余談】もし爪を剥がしてしまったら…?💦
爪の生え変わりといえば、時々サロンに「足の爪🐾をぶつけて剥がしてしまった…」と駆け込んで来られるお客様がいらっしゃいます。💦

その方に「足の爪が先端まで元通りに伸びるには、だいたい1年近くかかるんですよ」とお伝えすると、皆様ものすごくビックリ😱されます。
爪は、見た目の美しさや気分といったQOL(生活の質)を高めるためにとても大事な箇所ですが、それ以上に「小さな指先を保護して、物をつかんだり、体に力を入れたり歩いたりする」という、体にとって非常に大切な役割を担っています。
ちなみに、指の骨は指先よりも短くて、骨がない部分の保護や抑えこみといった役割を、爪が行っています。だから、爪って小さいけど、とっっっっっっっっても大事な役割を担っているのです。
そのため、「剥がれたから」とそのまま放置してしまうのはトラブルの原因になるため絶対におすすめできません。
もしアクシデントで爪が剥がれてしまった場合は、まずはセルフケアで何とかしようとせず、必ず『皮膚科さん』を受診してくださいね。
そして、皮膚科の治療が落ち着いて、ネイルサロンで保護や見た目を整える施術を希望される場合は、必ず「出血や腫れ、化膿(膿み)が完全にないこと」を確認してからご来店くださいね。
(ネイルサロンでは、出血がある場合などは施術ができません。)
指先はとても繊細で大事な場所ですし、神経が集まっている場所なので、傷つけないように大切に守ってあげてください。
ボーナスを活かす!内側から「強い自爪」を育てるための必須栄養素
それでは本題です!工場の回転が早くなっているこの夏に、内側から補いたい「育爪フード」をご紹介します。
① タンパク質:爪のベースを作る主成分
爪はカルシウムではなく、タンパク質が変化した「ケラチン」でできています。
毎日の食事で、肉、魚、卵、大豆製品といった良質なタンパク質を意識して摂るのが基本中の基本です。
② 亜鉛・ビオチン:爪の「大工さん」となってすこやかに育てる
タンパク質をたくさん食べても、それを爪の形(ケラチン)へと正しく組み立ててくれる「大工さん」が体内にいないと、薄くて脆い爪しか生えてきません。
この重要な大工さんの役割を果たしてくれるのが、ミネラルの「亜鉛」と、ビタミンB群の仲間である「ビオチン」です。
ビオチンがしっかり働くと、新しく作られる爪の3層構造の重なり方がギュッと密になり、先端からペリペリ剥がれる「二枚爪」を防いで、厚みのあるタフな爪に育ててくれます。
ビオチンはレバーや卵黄、きのこ類に多く含まれています。

ここでプロからの小さな自炊のコツ!卵を食べる時は、『しっかり加熱して食べる(目玉焼きや、ゆで卵など)』のが効率的です。生の卵白はビオチンの吸収を邪魔してしまう性質があるので、ぜひ火を通してくださいね。
③ ※生まれつき薄い爪に悩む人は「硫黄分」も意識!
もともと体質的に爪がペラペラで薄い…という方は、爪に硬さをもたらす「硫黄(いおう)分」が少なめかもしれません。食事でも意識しつつ、外側からのケアも合わせて狙い撃ちしていきましょう。
おすすめの簡単最強メニュー例🍳
これらをバラバラに摂るよりも、1つのメニューで組み合わせると効果的です。🤤
- ネギとレバーの炒め物(レバニラなど):ネギ・ニラの「硫黄」と、レバーの「タンパク質・亜鉛・ビオチン」が一度に摂れます。
- 具だくさんブロッコリーと卵のサラダ:ブロッコリーの「硫黄」と、卵の「タンパク質・ビオチン」を効率よく摂取できます。
エッグシェルネイル(卵殻爪)とは?
(全くの余談ですが・・・)
食べ物としての栄養が足りなくて、爪に影響が出るのって、よくネイリストになるための勉強の中では「エッグシェルネイル(卵殻爪)」というのが出てきます。
状態としては、爪の先端を上から押したら、ペコンとたわんでしまう位、やわらかくなってしまっている状態。しかもアヒルの口みたく、真ん中が凹んで、爪の正面から見るとM字みたいになっている症状です。
これは、栄養不足や血行不良、体内のトラブルなどが原因で爪が極端に薄く、卵の殻のようにもろくなってしまう症状なんです。
現場ネイリストの私は、1回だけこの症状の爪をみた事があります。💦
そのお客様は、彼氏と同棲している、って言っていて、とってもスリムなカワイイ女の子でした。
なんか、、、ちゃんとご飯を食べてないのかなあ、なんて思いましたけれど、それ以上言及することもできず。💦
医療機関でも、爪の状態で全身の状態を診たりしますから、やっぱり爪には栄養状態が出るようです。
色々あるけれど、ご飯🍚はちゃんと、美味しく食べようね、って言いたいかな、なんて思います。なんか、すみません。余談でした。
外側からガッチリ守る!二枚爪・割れ爪の人が今すぐやるべき「おすすめ塗布材」
内側から大急ぎで栄養を送り込んだら、次は「外側のガード」です。
夏は爪が伸びるのが早いということは、それだけ先端の傷んだ二枚爪や、欠けやすい部分がむき出しになるスピードも早いということです。
ここで外側からの保護をサボってしまうと、せっかく早く伸びても先端からどんどん割れていってしまい、いつまで経っても深爪を卒業できません。
伸びるスピードが早い今だからこそ、自爪に直接塗って、物理的な強度と弾力性を与えてくれる「ネイルストレンスナー(自爪強化剤)」が最強の相棒になります!
ストレンスナーの保護膜で先端をしっかり守りながら伸ばしていけば、傷んでペリペリ剥がれる二枚爪の部分を、どこよりも「最速」でカットして卒業できるチャンス期間になるんですよ。
💡 ネイリストからのお知らせ
「私の薄い爪もしっかり夏のうちに守りたい!」という方のために、当サロンの公式オンラインショップ「ウェルネスネイル」でも、乾燥やダメージ爪に強度としなやかさを補ってくれるプロ仕様の強化剤(ネイルストレンスナー)を取り扱っています。
夏のボーナスタイムを無駄にせず、最速で美爪に変えたい方はぜひお役立てくださいね。
根本を治すのも大事。でも、見栄えを良くしてQOLを上げるのも、とっても大事なんですよ、爪って♪
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まとめ:夏のポテンシャルを味方につけて、秋冬に向けて最高の美爪を仕込もう!
今回は、意外と知られていない「夏の育爪ボーナスタイム」の活かし方についてお話ししました。
- 内側から:良質なタンパク質と、大工さん役のビオチン(加熱した卵など)を美味しくチャージ。
- 外側から:ストレンスナーで先端の割れ・二枚爪をガッチリガード。
今ここで正しいケアを仕込んでおけば、数ヶ月後の秋冬には、自分でも見違えるほど強くて滑らかな自爪に出会うことができますよ。
「内側の栄養とガードは分かったけれど、夏の正しいオイルの塗り方のコツってあるの?」と気になった方は、ぜひこちらの基本の記事も合わせて読んでみてくださいね。
→【合わせて読みたい】ネイルオイルはどこに塗る?現場ネイリストが正しい塗り方と効果的な頻度を解説


