お客様に「爪周りの保湿はしてますか?」とお尋ねすると、「寝る前にハンドクリームを塗ってますよ~」というおこたえを良くいただきます 。
ちゃんと気を付けて、ハンドクリームを付けてて本当にえらいです!よしよし♪😻

でもね……!実は、それだけじゃ足りないんです。付ける種類も、頻度も
がーん💥

こんにちは。現場ネイリストのいわさきです。


どれだけお悩み別の優秀な成分が入った高級オイルやクリームを買っても、塗る順番を間違えていると、実は、その効果は半減してしまいます。今回は、「成分の効果を120%引き出す正しい順番」をお話しします。

結論:爪の保湿もスキンケアと同じ!必ず【水(美容液)➔ 油(オイル)➔ フタ(クリーム)】

さてさて、あなたはお顔をケアする時、どんな順番で保湿しますか ?

洗顔後、いきなりコテコテのテクスチャのクリームをお顔につけたりしますか?それはしないですよね。

きっと「シャバシャバ系の化粧水」➔「しっとり成分のもの(美容液)」➔「油分系でふた」➔「クリーム系でがっつり蓋」という順番かと思います 。
最近流行りのオールインワン的なアイテムも、成分としては水分と油分が混在していて、まずは分子の小さい水分系からお肌に浸透していき、後から油分系の成分がフタをする仕組みになっています 。お肌に付けるものは、基本的にこの「水が先、油が後」という順番が絶対のセオリーなのです 。

だから、爪もまったく同じ。爪にもこのセオリーがそのまま当てはまります 。
爪は皮膚が角質化したものですが、構造は肌と同じだと考えた方が分かりやすいと思います 。

カラカラに乾燥した爪表面やその周囲の皮膚は、いわば「日照りの田んぼ」状態 ↓。少しの摩擦や衝撃で、バリンと簡単にいってしまう状態になっているのです 。(;_;)

この日照りの田んぼのひび割れ状態に水分を含ませ、ふっくらと潤いを与えることで、爪の表面に若々しいツヤが出ます 。そして、この細胞同士の隙間(角質間脂質)に潤いを与える最重要成分が、前回の記事でもお話しした「セラミド」です 。

爪周りの皮膚も一緒にしっかりと保湿してあげることで、周囲の皮膚に弾力が生まれ、爪の動きにしなやかについていきやすくなり、結果として「爪欠けの予防」にもダイレクトに繋がりますよ 。

⚠️ ネイリストからのお願い:サロン前の保湿はNG!

順番のお話の途中で、現場で施術するネイリストとしてこれだけは事前にお伝えさせてください。

実は、「ジェルネイルをする前にハンドクリームやネイルオイルは付けずにネイルサロンに来てほしい」のです。

ジェルネイルというのは、ぼよんぼよん~と柔軟に動く自爪の上に、樹脂をのせてライトで固めるものです。この時、ベースとなるジェルが自爪としっかり密着することが、ネイルの持ち(長持ち度)に直結します。
もしジェルを塗る時に、自爪の上に油分が残っていると、樹脂をパキッと弾いてしまってしっかりと密着することができません。長持ちさせるためにも、サロンに行く前だけは、爪に油分がのっていないすっぴん状態で来てくださいね。🥺(こればっかりは、どこのネイルサロンさんも同じです)

【ステップ1】まずは水分補給!シャバシャバ系の「爪用美容液」を一番先に塗る理由

正しい順番のファーストステップは、まず何よりも「水分」を入れてあげることです 。


前回の記事で大活躍した、二枚爪に悩む人の接着剤になる「セラミド」や、生まれつき薄い爪を強くする「有機硫黄」などの優秀な成分は、必ずこの一番最初のタイミングで投入してください !

カラカラに乾燥した砂漠のような爪に、いきなり油(オイル)を塗っても、中まで綺麗に浸透していきません 。それはなぜかというと、成分の「分子の大きさ」が決定的に違うから💡です 。

側溝の蓋の上にある「サッカーボール」を想像してみて

たとえば、ハンドクリームは分子の大きさがとても大きいです 。そのため、爪の表面にある細かな穴(角質間脂質の溝)には物理的に入っていけません 。

イメージするなら、道端の側溝(排水溝)に鉄の格子状の蓋がかかっていて、その上に大きな「サッカーボール」⚽をのせた状態です 。どれだけ転がしても、サッカーボールは排水溝の中には入っていきませんよね ?
(例えがなんか変?でも伝わりますかね(笑) ?)

だから、排水溝の中にちゃんと入れたい時は、サッカーボールよりも遥かに小さい「ゴルフボール」⛳じゃないと入らないのです 。
この例えで言うなら、ゴルフボールが「シャバシャバ系の爪用美容液」、サッカーボールが「ハンドクリーム」だと思ってください 。

だからこそ、まずは分子の小さいセラミドなどの水分を先に入れてあげることが、何よりも大切なのです 。「カップイン⛳!」

【ステップ2】じっくり浸透!人間の皮脂に近い「植物性ネイルオイル」を重ねる

爪の奥にしっかりと水分と栄養を仕込んだら、ここでようやく「ネイルオイル(油分)」の出番📯です。
前回の記事でご紹介した、キング・オブ・万能の「ホホバオイル」や、肌なじみが良くてスッと消える「マカダミアナッツオイル」などはここで投入します!

オイルをこのタイミングで重ねることで、先ほど先に入れた水分や栄養を、オイルの細かな分子がさらに爪の奥へと一緒に引きずり込んで引き連れていってくれます 。そして、水分とオイルが爪の上で優しく混ざり合うことで、より効果的に爪をふっくらと潤わせる💧ことができるのです✨。

【ステップ3】最後に密閉!仕上げの「ハンドクリーム」で完璧にフタをする

美容液(水)➔ オイル(油)と重ねたら、最後の仕上げとして、ここでようやく「ハンドクリーム」が登場します 。

分子の大きいハンドクリームで手肌や爪全体を優しく覆ってあげることで、ステップ1・2で入れた大切な水分とオイルを内側にガッチリと閉じ込め、24時間乾燥から守る完璧な「フタ(密閉)」が完成します 。👒
ちなみに、お仕事前などに水をパキッと弾くバリアシールドとして「ミネラルオイル(鉱物油)」を使うのも、この最後のフタと同じ役割になりますよ 。

まとめ:正しい順番を味方につけて、今日から効率よく「美爪」を育てよう!

今回は、せっかくのケア成分を120%活かすための「正しい保湿の順番」を解説しました。

  1. 【ステップ1】:シャバシャバ系の爪用美容液(セラミドなど)で水分補給
  2. 【ステップ2】:植物性ネイルオイルでじっくり栄養を浸透させる
  3. 【ステップ3】:ハンドクリームで完璧にフタをして閉じ込める

💡 ここでプロのワンポイントアドバイス!

みなさん、朝晩に洗顔した後は必ずお顔のスキンケアをしますよね?
そのときに、手に余った化粧水や美容液をついでに手爪にもサスサスと付けちゃうのがめちゃくちゃオススメです!👍

これだけで、手爪の保湿の頻度を朝晩で一気に「2回分」も自動的に稼ぐことができちゃいます✌
お顔のデリケートな皮膚に付けて良いものならば、手爪✋に付けて悪いわけがありません。

爪の保湿は、成分だけでなく「塗る頻度」もとてつもなく重要になってきます。わざわざネイル用を引っ張り出してくるのが面倒なら、お顔のケアのついでにまんまと2回分を稼いじゃいましょう。顔に付けたついでに、指先にもそのままサスサス付けるだけの、完全な『ついで美容』です。😉

そうして洗顔後に、改めてご自身の指先を触ってみてください。
いつもより指先の肌触りが「カリッ」としていたりして、「うわ、私の指先ってこんなに乾燥していたんだ…💦」と、身をもって実感することができますよ。

「毎日そんなにたくさん塗るなんてやっぱり面倒くさい!((+_+))」と思うかもしれませんが、こうして日常のルーティンに賢く組み込んでしまえば、お風呂上がりや寝る前の「たった1分間」でOKです 。
「私の今の爪には、一体どの成分が必要なんだっけ?(・・?」と迷子になってしまった方は、ぜひ「お悩み別成分対照表」の記事をもう一度おさらいしてみてくださいね 😉。
あなたのライフスタイルに合わせた正しい順番で、楽しく無理なく、健康で美しい自爪を育てていきましょう!✊